NPB、MLBの成績指標から見る野球文化の違い

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  • 管理人

    日米プロ野球(NPB、MLB)の成績比較をしていて気になることの1つとして、日米のメディア(サイト)で掲載される成績指標の種類や並びが異なるという点があります。

    各メディアは利用するユーザーに向けて各種データを掲載しているはずなので、その内容が異なるということは、NPBとMLBで野球ファンが求める内容、そして日米の野球文化の違いが見えてくるかもしれません。

    ここでは、NPBとMLBの成績を掲載する各サイトで、成績項目を比較してみたいと思います。

    比較に使用したサイト

    NPBとMLBの成績項目を比較するにあたって、以下のサイトを使用しました。ただし、MLBではセイバーメトリクス系の指標が複数ページに渡っていることが多いため、ここではまず第一に閲覧される1ページ目の項目を比較しました。

    NPBの比較サイト(Googleにて『プロ野球 成績』で検索。上位5サイト)
    MLBの比較サイト(Googleにて『MLB stats』で検索。上位5サイト)

    成績の分類

    各サイトに掲載されている成績は表形式で項目がずらっと並んでいるのですが、これらを比較しやすくするために、以下のように簡易的な分類をしてみます。

    <打者成績の分類>
    基礎系試合数、打数など、打者成績の基礎となる成績。打率がここに入る場合もある
    安打、得点系安打、本塁打など、安打の種類となる成績。あわせて、打点や得点もここに含む
    補足系三振、四球、犠打、盗塁など、安打以外の成績
    比率系出塁率、長打率など、比率となる成績
    <投手成績の分類>
    基礎系試合数など、投手成績の基礎となる成績。防御率や完投数がここに入る場合もある
    勝敗系勝利、敗戦など、勝敗の種類となる成績
    安打、奪三振系被安打、奪三振など、投球結果の種類となる成績
    失点系失点、自責点などの成績
    比率系被打率、WHIPなど、比率となる成績

    各分類にどんな項目が含まれているか、項目の並びがどのような順番になっているかなど比較することで、NPBとMLBの違いが見えてくることを期待して進めていきます。

    日米の成績指標の違い(打者編)へつづく

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